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シネトーク●2011年映画界を総括&てるたくシネマ・アワード発表!! (前編)

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映画バカコンビ
てるおたくお
ぶっちゃけシネトーク

2011年映画をプレイバック!

てるたくシネマ・アワード発表!




たくお 「2011年鑑賞分のシネトークがやっと終わったんで、今日は昨年の映画界をざっと総括しちゃおうかなと


てるお 「昨年の累計興行収入は1800億円前後で、これは2010年の約80%という大幅な落ち込み。劇場・スクリーン数も18年ぶりに減少に転じたらしい」


たくお 「やっぱり震災の影響は大きかったみたい。あと一昨年は『アバター』や『トイ・ストーリー3』など100億円突破作品が3本もあったのに、今回は1本もない


てるお 「シリーズ完結の『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』は100億超えを目標にしてたのに惜しくも届かず」


たくお 「3D料金なのに100億いかなかったのか。やっぱり3D映画の興行不振も大きかったみたいね


てるお 「相変わらず『飛び出さない』『見ずらい』『メガネが煩わしい』の三重苦3D映画に観客もソッポ向いてきたようで、初となる『ハリー・ポッター』の3Dも思ったほど人気が出なかった」


たくお 「その三重苦に『3Dはもう飽きた』というのも付け加えておいて(笑)」


てるお 「洋高邦低で邦画の落ち込みも大きく、50億超えの作品が1本も出なかった


たくお 「洋画1位の『ハリポタ』96億に対して、邦画トップは『コクリコ坂』の44億。ジブリブランドの強さを証明したけど、一昨年の『借りぐらしのアリエッティ』の92.5億のヒットに比べたら半分も稼げてない


てるお 「題材が地味だったからかジブリファン以外の観客を取り込めなかったみたい。正直、邦画不作を痛感した1年だった。観て良かったと思う満足度の高い作品は少なかったよ


たくお 「とりあえず、シネトークで紹介できなかった映画も含めてジャンルごとに振り返ってみた。まず3D映画から」




●3D映画編
奥行き感だけのヘッポコ3D映画はもう飽きた


たくお 「3D元年だった2010年に比べ、3D映画の公開本数は増えているのに興行は落ちている。2010年の総括トークで『早くも3Dブーム終了か』なんて笑ってたけど、本当にそうなりつつある」


てるお 「興収ベスト10のうち4本も3D映画なのに。でも4本のうちで3D料金に見合った映画って『トランスフォーマー』だけで、あとは全部ボンクラ3D(笑)」


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たくお 「さすがにもう3D映画は飽きられつつある。わざわざ400円多く払ってまで観たいと思う3D映画がなくなってきた


てるお 「やたらと<『アバター』以来の~>を売り文句にしてた『トランスフォーマー』は3D占拠率80%以上と異常に高かったけどね」


たくお 「でも去年のピカイチ3DはそのS級大作『トランスフォーマー』ではなく、B級パニック・ムービーの傑作『ピラニア3D』。奥行き感強調ばかりのダメダメ3Dにトドメを刺した!(笑)


てるお 「映画史上初の3Dオッパイ&ペ○スや3D全裸美女でファンサービス満点。やっぱ3Dはこれぐらいの遊び心がないとダメだね。あと『インモータルズ 神々の戦い』の3Dもなかなかイケてたよ」


ブルーレイ&シネマ一直線


たくお 「逆に見る価値ゼロのヘッポコ3Dは『一命』と『ジャッカス3D』。マジで3D料金返してほしい(怒)」


てるお 「だから繰り返し言ってるけど、なんでも3Dにする必要ないんだって。3Dって話に集中できないデメリットもあるんだからさ」


たくお 「基本的に2Dでも3Dでも作品の本質的な面白さはほとんど変わらない。『トランスフォーマー』や『ピラニア』は3Dによって映画的カタルシスが増すこともあるけど、つまんない映画が3Dで面白くなることは絶対にない」


てるお 「『パイレーツ4』のように話もあまり面白くないうえに、さらにボンクラ3Dで見せられたら、嫌悪感すら抱く時もある(笑)」


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たくお 「来年は新作だけじゃなくて、『スター・ウォーズ エピソード1』や『タイタニック』『ファインディング・ニモ』が3Dリバイバルとして封切られるけど、これもどうなんだろうね?」


てるお 「『SW』はやっぱり観たいけど、『タイタニック』の3時間超の3Dはちょっとキツイなあ。クソ重いXpanD式では絶対に観ない!(笑)」


たくお 「早くメガネなしで観られる3D映画を実現化してほしいわ、マジで」




●続編・プリクエル・リメイク
優れたプリクエル映画とシリーズ・アクションに恵まれた1年


たくお 「シリーズ続編やリブート(再起動)もの、プリクエル(前章)ものも相変わらず多かったね」


てるお 「10年に及ぶシリーズがついに完結した『ハリ・ポタ』は感慨深いものがあった。最後の最後にオッサン化したラドクリフくんの姿はちょっとショックだったけど(笑)」


たくお 「隣で観てたポッタリアンらしき姉ちゃんが泣いてたな(笑)」


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てるお 「あと見ごたえのあるプリクエル映画が多かった。『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』や『猿の惑星:創世記』はこじつけのないストーリーで前日談を描き、ファンを満足させた極めて完成度の高い作


たくお 「フォックスは2作とも本家シリーズを台無しにするようなプリクエルにしなかったのがエライ。練られた脚本と演出の勝利だね。評価の高い『猿惑』は当然のことながら続編製作が決まってて、『X-MEN』も続編と新たなスピンオフ『デッドプール』の製作にゴーサインを出した」


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てるお 「去年だけで2本というハイペースで公開した『パラノーマル・アクティビティ』の3作目も実はプリクエルだったけど、やってることはまんま同じ(笑)」


たくお 「てるおが飽きようが飽きまいが、今年の10月には『パラノーマル・アクティビティ4』がありますから」


てるお 「・・・・・まだあんのかよ!(苦笑)」


たくお 「人気アクション・シリーズの盛り返しが嬉しい1年でもあったね。『トランスフォーマー ダークサイド・ムーン』『ワイルド・スピード MEGA MAX』『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』、いずれもシリーズ最高傑作と評判が高い


てるお 「『トランスフォーマー』と『ワイ・スピ』はアクション増量系で成功したパターン。『M:I-4』は緻密なプロットとアクション・シークエンスでファンを魅了した」


たくお 「3本ともアクション映画になくてはならない“血沸き肉躍る”力がみなぎってる


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てるお 「いずれも劇場で観てこその作品で、DVDやBDではこの迫力の再現は無理。高い映画代を払ってんだから観客もスカッとしたいわけで、相変わらず小手先だけのアクションばっかり撮ってる日本映画は、ホント見習ってほしい


たくお 「『ワイルド7』とか(笑)」


てるお 「“お久しぶり”な続編も多かったね。『ウォール・ストリート』(23年ぶり)、『スクリーム4』(11年ぶり)、『スパイキッズ4D』(8年ぶり)。3作に共通してるのは『なんで今になって続編なの?』(笑


たくお 「『スクリーム4』は“続編のルール”を守っててそれなりに楽しめたけど、やっぱり今さら感が否めない。『ウォール・ストリート』はなんで作ったのかさっぱり意味不明」


てるお 「リメイクでは『ピラニア3D』がダントツに面白かった。『モールス』も1本の作品としては秀作なんだけど、『ぼくのエリ 200歳の少女』にあった“切なさ感”が希薄になってしまってる」


たくお 「スティーブン・キングが『モールス』を『2010年のベストワン映画』に選んでるけど、リメイクじゃなくてオリジナルだと思うんだけどな」




●アメコミ映画
公開本数は多いけど本当に面白かった作品は少ない


たくお 「『アベンジャーズ』公開の影響もあるんだろうけど、年々アメコミ映画が増えてるね」


てるお 「増えるのはいいんだけど、メッチャ面白い!・・・というのがあまりない。なんかどれも似たり寄ったりな感じで


たくお 「期待してた『グリーン・ホーネット』も『マイティ・ソー』も『グリーン・ランタン』も、そして『アベンジャーズ』単独ムービーのトリを飾る『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』も決してつまらなくはないんだけど、ハマるほどの面白さが足りないよね」


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てるお 「観た後、ほとんど記憶に残らない(笑)。こういうヒーロー映画ばかり観ているとおのずと話の展開が読めちゃうわけで、こっちの読みを裏切ってくれるようなサプライズな作品がなかった。安心して楽しめるんだけど、それ以上でもないみたいな


たくお 「知り合いのOLが『なんだっけ? 緑色の恰好をしててハンマーを振り回すあのヒーロー?』と聞いてきたよ。『マイティ・ソー』と『グリーン・ランタン』がごちゃ混ぜになってる(笑)」


てるお 「やっぱり突出してたのは『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』。あれこそアメコミ映画のお手本であり、プリクエル映画の完成形だよ


たくお 「エドガー・ライトの『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』も期待が大きすぎたせいか、今ひとつだったなあ」


てるお 「破天荒な話を狙ってて、それが最後までズレちゃってる気持ち悪さが残った」


たくお 「アメコミじゃないけどスーパーヒーロー映画『スーパー!』は『キック・アス』以上にイカレてる面白さがあり、意外な拾い物だったよ」


てるお 「それまだ観てないんだよね。でも評判も良いらしいから、今度DVD借りてみるわ」


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たくお 「来年はついに結成する『アベンジャーズ』や、『ダークナイト ライジング』といった真打ちが登場」


てるお 「アメコミ映画ってなかなか日本では当たらないけど、アメコミに興味ない人も最低この2本は観るべきだね」




●スピルバーグ&異星人映画
7本も公開されたスピ映画だけど辛口評も多かった


たくお 「昨年は何気にスピルバーグ映画の当たり年。『ヒア アフター』『トゥルー・グリット』『SUPER 8/スーパーエイト』『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』『カウボーイ&エイリアン』『リアル・スティール』と製作作品が6本、そして3年ぶりの監督作『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』」


てるお 「ということは必然的に異星人映画も多くなる(笑)。7本のスピ映画のうち3本が異星人モノ。『宇宙人ポール』にもスピ出てるし」


たくお 「スピ・ファンとしては嬉しいんだろうけど、賛否両論なスピ映画も多く、素直に喜べないところも。J・J・エイブラムスとの初タッグ作『SUPER 8』はかなり期待されたわりには、『思ったよりフツー』『スピ映画へのオマージュは側面的な部分だけ』『異星人に全く愛着がわかない』と辛口意見も目立った」


てるお 「俺も夏映画で一番期待してたからなあ。かなり残念な仕上がりだった」


たくお 「『カウボーイ&エイリアン』でも『結局、水と油が最後まで混ざり合わなかった凡作』『ボンドとインディの初共演が活かされてない』と不評だったね」


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てるお 「スピ初の3Dアニメ映画として話題になった『タンタンの冒険』も賛否両論で、日本では興収がわずか10億しか上げられなかったのは残念」


たくお 「子供版『インディ・ジョーンズ』として観たら素直に楽しめたけどね。やっぱりあのリアルなタンタン顔が日本人にはウケないのかも」


てるお 「ちょっとアクションを盛り込み過ぎかな。どこがハイライトなのか分からなくなった印象も否めなかった」


たくお 「でもダムが決壊する1カットのアクション・シークエンスはめっちゃ素晴らしかったけどね!


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てるお 「異星人も大襲来した年。てか襲来しすぎだろ(笑)


たくお 「寂しがり屋なのに人をバクバク喰ってた『SUPER 8』のクローバーフィールド似のエイリアンや、人間の脳みそを集めてた『スカイライン 征服』のタコ型、意外に弱かった『世界侵略:ロサンゼルス決戦』の異星人などなど」


てるお 「超低予算を逆手にとってほとんどエイリアンが登場しない『モンスターズ/地球外生命体』はある意味、詐欺映画だった(笑)。大丈夫か、この監督に3D版『ゴジラ』なんか任せちゃって」


たくお 「年末ぎりぎりにはヒッピー型エイリアン『宇宙人ポール』が出てきてくれて、映画ファンを大いに笑わせてくれた


ブルーレイ&シネマ一直線


てるお 「美女エイリアンが童貞クンとの受精を企む『エイリアン・ビキニの侵略』なんていうトンデモ系B級韓国映画なんかもあったけど(笑)」


たくお 「ウヘッ、観たいような観たくないような・・・・(笑)」



後編に続く→




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