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『ターミネーター』、新シリーズを“起動”できず!
スタジオの公式発表ではないが、『ターミネーター:新起動 ジェ二シス』の興行不振を理由に、米パラマウントが続編2作とTVシリーズ化のプロジェクトを見直す決断をしたらしい。「企画の見直し」はハリウッドでは「事実上の製作中止」を指すことが多く、期待された『ターミネーター』の新3部作計画は白紙に戻される可能性が高い。つまり『ターミネーター6』(2017年5月公開)と『ターミネーター7』(2018年6月公開)の公開予定も撤回されることになりそうだ。
『ターミネーター:新起動 ジェ二シス』の米国興収は合格ラインの1億ドルに届かず、批評家、観客からの評価も芳しくなかった。中国での大ヒットで世界興収は4億4000万ドルを稼いでいるが、マーケティングに多大な費用がかかり、いまだ製作費を回収できていない。DVDやレンタルなどの二次収益で回収できる見込みはあるものの、期待された『ターミネーター』シリーズの新作が「赤字ギリギリ回避」という期待ハズレな低成績で終わったという結果をスタジオは重く見て計画を見直すことにしたようだ。2009年にも新3部作の製作が発表されたものの『ターミネーター4』の失敗でなかったことにされており、シリーズの企画見直しはこれで2度目。改めて『ターミネーター』はシリーズ化には向かない作品であることを思い知られる結果となった。ちなみにシリーズの権利が2019年にジェイムズ・キャメロンに戻るため、スタジオは改めて仕切り直して新作を製作する可能性もあるが、そんな急いで作ったようなものをファンが求めているとは思えませんけどね・・・・。もうこれを機にやめちゃえば?
『エクソシスト』のリメイク計画はナシに!
先日、モーガン・クリークが『エクソシスト』のリメイクを企画していると報道された件について、ホラーの金字塔である1作目を監督したウィリアム・フリードキンがTwitterで「どこまで『エクソシスト』を汚すつもりなのか」と非難した。これを受けてモーガン・クリークも「リメイクする気は全くありません。約束します」とすぐに返信。 め・で・た・く『エクソシスト』のリメイク企画は中止になった。なんでもかんでもリメイクしたがる昨今のハリウッドの悪しき流れには本当にウンザリだし、第一、あの名作ホラーをリメイクして喜ぶ人なんてそんなにいないだろうしね。賢明な判断ですな。
『バイオハザードⅥ』を撮影中のミラ・ジョヴォヴィッチとローラがそれぞれパシャ撮りフォトをインスタグラムでアップした。
『レマゲン鉄橋』『ブルー・マックス』『タワーリング・インフェルノ』『ナイル殺人事件』『キングコング』など1970年代の大作を手掛けてきたジョン・ギラーミン監督が心臓発作で自宅で亡くなりました。89歳。ご冥福をお祈りします。
ギレルモ・デル・トロ監督が撮影延期を認めていた『パシフィック・リム2』の製作延期を米ユニバーサルが公式発表。2017年8月4日の米国公開もふりだしに戻った。その代わりに『ピッチ・パーフェクト3』の米国公開日を2017年7月21日から8月4日に移動。あくまでも「製作中止」ではなく作品のクオリティを高めるための「延期」なので、ファンは一安心?
『ジャック・ライアン』『96時間』『ミスト』『ザ・シークレット・サービス』など映画のドラマ化が相次いでいるが、今度はザック・スナイダー監督が『ウォッチメン』のドラマシリーズ化を企画しており、米HBOと話し合ったことを認めた。ただしドラマ化がまだ決定したわけではないもよう。
テレビアニメ『暗殺教室』第2期は2016年1月よりフジテレビほかにて放送される。
アダム・ウィンガード監督がメガホンを取るハリウッド版『デスノート』の主演候補として『ハッピーエンドが書けるまで』『きっと、星のせいじゃない。』『マイ・インターン』のナット・ウルフがオファーされており、交渉の最終段階まできているとのこと。デスノートに心を奪われて悪用するライト役を演じる。その他のキャスティングも追って発表される。来春から製作に入る予定。
全米で封切られた『モンスター・ホテル』の続編『Hotel Transylvania 2』が前作以上に大ヒット。9月公開作品のオープニング興収では歴代1位となっている。ソニー・ピクチャーズは早くも第3弾製作を示唆しているが、前作から引き続きメガホンを取ったゲンディ・タルタコフスキー監督は「次はもうやらない。他にもやりたいことがある」とコメントしている。
『X-ファイル』新シリーズ最新予告編
マーベル新作ドラマ『ジェシカ・ジョーンズ』日本版予告編