『ルパン三世』『寄生獣』『進撃の巨人』など人気漫画の実写映画化が相次いでいる日本映画だが、今度は個人的にハマってるマンガ『アイアムアヒーロー』も実写映画化されることになった。
原作は、ZQN(ゾンビ)だらけになった現代日本を舞台に、サエない漫画家アシスタントの鈴木英雄が、半ZQN化した女子高生の比呂美、彼らに手を貸す看護師の藪と共に決死のサバイバルを繰り広げる花沢健吾の人気コミック。一言で言えば『アイ・アム・レジェンド』をもっと地味にしたような内容なのだが、日常を破壊する恐怖がヒシヒシと迫ってくる緊迫感と、実際に日本がゾンビだらけになったらこうなるだろう、というリアルシミュレートした設定や描写が高く評価されている。
映画向きな題材だし、いずれは実写化されるとは思ってたけど、比呂美役が有村架純なのはいいとして、主役の英雄役が大泉洋、藪役が長澤まさみなのは、原作ファンとしては違和感あり。
英雄役は頼りなくてそのヘンにいるモッサイ青年というキャラなので、はたして大泉洋でいいのか?という感じは否めない(大泉洋の演技感も含め)。第一、見た目も全然違うし(雰囲気はキャイーンの天野・・・・的な)。藪ももっと男勝りな女性なので、長澤まさみという感じ・・・・・がどうしてもしないんだよねえ。
監督は『GANTZ』シリーズ、『図書館戦争』『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』の佐藤信介。『図書館戦争』は意外と面白かったので個人的には高く評価しているけど、期待した『GANTZ』シリーズは頑張ってる部分もあるけど、欠点のほうが目立った明らかな失敗作だったので、今のところ期待30%、不安70%という感じ。
原作は、散弾銃やボウガンでZQNの頭を撃ち抜いたり、顔面が陥没し、肉体が損壊したZQNが大量に出てきたり、首チョンパシーンがあったりと、グロいハード描写もウリなのだが、はたしてそれをきちんと継承してくれるのか(そこが一番大事)。映画版『GANTZ』ではそこが全部オミットされてたので、個人的には大ブーイングだったんですけどね。
6月上旬にクランクインし、8月に撮了予定。2015年公開。
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